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乳がん闘病、読書記録、好きなものたち

【2021年読了】泣くな研修医

傷ついた体、救えない命――。
なんでこんなに無力なんだ、俺。

雨野隆治は、地元・鹿児島の大学医学部を卒業して上京したばかりの25歳。
都内総合病院の外科で研修中の新米医師だ。
新米医師の毎日は、何もできず何もわからず、先輩医師や上司からただ怒られるばかり。
だが患者さんは、待ったなしで押し寄せる。
生活保護認知症の老人、同い年で末期がんの青年、そして交通事故で瀕死の重傷を負った5歳の少年……。
「医者は、患者さんに1日でも長く生きてもらうことが仕事じゃないのか?」
「なんで俺じゃなく、彼が苦しまなきゃいけないんだ?」
新米医師の葛藤と成長を圧倒的リアリティで描く感動の医療ドラマ

現役外科医にしてベストセラー『医者の本音』著者、小説デビュー作!

 

2021.2読了

最初の手術を終えて初めて読んだ作品。

好きな読書もしばらくする気にならなくて、今年になってやっと読み始めた。

 

私の入院した先の病院にも研修医がたくさんいて

患者の立場から読んだら苦しい場面がたくさんあった。

がんという言葉を聞くのも嫌だった。(なのに読んでる)

人の命を救うという切羽詰まった状況でも実際はそんなものなんだろうなって思う部分もあり、勉強になった。(小説だけど)

 

雨野先生のような先生は実際にたくさんいるんだろうな

読みながらエールを送りたい。

また続きも読んでみたい。

 

術後1年検査

2020年9月2日、乳がんによる左乳房摘出手術をしました。

 

術後半年に超音波検査と血液検査はしましたが、他の検査は術後1年たって初めて。

もう1年になるのかという思いと、まだ1年かという複雑な感情が入り混じった思いです。

大きな手術も2度乗り越え、経過観察中にたどり着いたので記録も含めて、

少しずつ振り返ろうと思います。

 

私の通院する病院では下記の検査をしました。

 

【術後検査内容】

・乳房マンモグラフィー(右側)

・乳房超音波検査(両側)

・腹部超音波検査

・血液検査(腫瘍マーカー

 

【検査代】

約6000円

 

検診しなければならないのにしたくない、怖い気持ちが溢れてしまった。

検査中も去年の診断の時の天井と同じだな~とかどうしても去年の出来事が思い出されてしまいました。

 

腹部超音波検査の時に技師さんに

「検診でひっかかったことはありますか?」と聞かれ、「ないです」と答えたものの

またなにか見つかったのか、どうしようという思いで結果待ちの待ち時間がすごく緊張して嫌だった。。(結果、問題なく。もうそういう聞き方やめてほしい泣。主治医に愚痴ってしまった)

 

無事に2年生に進級することができました^^

(なぜ進級というのかわからないけど、笑。闘病あるあるワード)

 

告知当時はブログを始めるなんて以ての外

病気になってしまったことを人に言うことすら全然できなくて。

わずかの身内と友人に話したり、日々思うことをただただ日記に書いて吐き出してた。

 

なんでだろう、自分でも乳がんになってしまったことを認められなくて(認めたくなかった)かわいそうとか頑張ってって思われるのも嫌だったのかな。

でも周りに乳がんを患った人もいなかったので、知識もなく…SNSで情報を入手することにしました。

SNSを始めてこんなにもたくさん同病の方がいるのかという驚き、たくさんの励まし、

入院グッズはなにが必要かからどんなものが使いやすいとか、少し先にどういった治療をするのか、症状はどうなるのかなど先輩のお話を知ることができたのですごく参考になった。

 

同病でもいろいろなタイプがあること、病院によって主治医によって治療方針が異なることも。それでも同じ病気に向かって頑張ってる仲間がいると思うと頑張ろうと思える。病院で待ち時間に周りを見ても同世代の患者はほとんど目にすることができなったので、SNS仲間の励ましとサポートはとても心強かった^^