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乳がん闘病、読書記録、好きなものたち

健康診断

今年も健康診断の時期が来た。


去年、日本にいるうちに健康診断を受けておこうと気軽に受けた検診で乳がん疑惑が見つかった。
社会人になってから毎年定期的に健康診断を受けてきて、毎回乳房エコーもとっていたのに。
渡航前検診ではより細かい血液検査もしたりしてたのに。
急に疑惑が見つかった。


今思えば、去年の乳房エコーの検査がすごく長くて、なんかおかしいなとは思っていた。
よく見てくれてるんだろうなという思いで、まさかこの後そんなことを言われるとは思っていなかった。
技師の方の何度も何度も画像をカチカチ保存している音がいまでも覚えてる。

検査を終えた後の医師の問診で
「身近な人にがんの人はいるか?」
「良性でも腫瘍などがあるといままでいわれたことがあるか?」と
質問されて目が点になってしまった。

ベテランの技師の方がちょっと気になるって言ってるから、と触診されるも特にしこりなどはない。
心配なら海外に戻る前に、乳腺外科でもう一度詳しく見てもらったほうが安心するんじゃないか、と言われ、まさかと思ったけど、心配性だしそんなこと言われたら検査しておこうと思い、その場で乳腺外科のクリニックを予約した。


恥ずかしながら、乳房のトラブルも婦人科だと思っていた。
乳腺外科という診察項目を初めて知った。


おなかをすかせていたから何を食べようか楽しみにしていた帰り道、
もし悪性だったらどうしよう、帰国することができない、そもそも私がほんとにガンなのか?
そんな不安が押し寄せてきた。
なんにも喉を通らない、食べたくないそんな気持ちでいっぱいだった。


夫にも軽く「検査で引っかかったから、念のため、詳しい検査受けてくる~」と報告したくらい。内心は複雑だった。


今年はもしまたあの時のようになってしまったらどうしようという不安な気持ちを抱えながらの健康診断。
去年、いつも受けていた検診センターがコロナ禍で予約が取れず、別の病院で検査をしたのだが、
今年もその同じ病院で(見つけてくれた恩恵のある病院!)検査したかったのに、リストからなくなってた。


なんとなく、その前まで毎年見てもらってた検診センターが心配になってしまい、
今回は主治医のいる病院と提携している検診センターにした。
もしかしたら見つかったのは去年病院を変えたからで、
本当はもっと前から疑惑あったんじゃないの?
去年も前の検診センターだったら見つけられなかったんじゃないの?っていう思いが頭をよぎってしまって。。

主治医の先生からは、乳房超音波エコーやマンモは見てるから健診でも見てもらわなくていいですよ~って言ってたけど、前回受けた時から3か月経っているし念のため超音波エコー検査もした。

それはもうささーっと(笑) え、こんな一瞬?って思ったけど、そんなもんなのかなー?


去年の10月からタモキシフェンを服用しているから、子宮のトラブルがないか気になっていた。
主治医の先生にも、薬の影響によりまれにトラブルがおこることがあるので、
定期的に検診を受け、出血などあればエコーなどで見てもらってくださいと言われていた。
今回の検診でも、婦人科健診の際にその話をしたら同じように言われて、
いまは特に問題ないですって言ってもらって安心した。


順調に終えれてほっとした気持ちと、通常はこう終わるんだよな~~っていうどうしても
去年の衝撃を思い出してしまう感情はあった。


ホルモン治療は10年も続く。
まずは一年、クリアできて本当に良かった。はず。(まだ検査結果届いてない、笑)


乳がん #2年生へ進級